いちばん簡単な『呪い』

daisukeです。

最近「呪術廻戦」、流行ってますね。

アニメから見始めたけどやっぱ最近のアニメは素晴らしいですね。作画もいいし声優も凄い。

あれは人気になりますわ。

さて、いまノリにノッてるそんな「呪術廻戦」に因んで今回は「呪い・呪術」の話をしたいと思います。(雑)

◇『呪い』とは

はじめにそもそも「呪い」とは何かについて軽く触れておきましょうね。

「呪い」………この読み方は実は2通りあって、【のろい】とも【まじない】とも読めるんだよね。

この2つ、根本的な意味合いは同じで、どちらも霊や神などの神秘的な力を借りて対象に何らかの影響を与えること
この与える影響が悪いことなら【のろい】良いことなら【まじない】って認識で大体あってると思います。

だから「藁人形にごっすんごっすん五寸釘~」はのろいで、「いたいのいたいの飛んでけ~」はまじないってこと。

さて、呪いの話に入る前にひとつ。

皆さんは占いとかって信じたりしますか?


実は、全部が全部絶対って訳じゃないけど、多くの占いには「ある心理学的な効果」が用いられてるんですよね。

おそらく多くの人は1度は聞いたことあるやつで、『プラシーボ効果』ってやつ。「プラセボ効果」とも言ったりするかな。

心理学部の人とかは詳しくやったりするのか分からないけど、俺は数学の統計の授業の時に大学で少し扱ったことがあるんだよね。

「プラシーボ効果」がどんなものかっていうと、

「偽薬効果」なんて呼ばれるとおり、医者がただの粉を「とてもよく効く薬だ」なんて言って渡したら患者の思い込みによって実際に効果を発揮するみたいなこと。

だから占いってのは「当たる」「当たらない」以前に「信じてる人ほど効果を受けやすい」って場合が多かったりする。

占い師に「今年はとてもラッキー。貴方にはいい出会いがあるわ。」と言われて信じ込めばちょっとした出会いでも心がトキメいてしまうかもしれないし、
それがきっかけで一歩踏み出して結婚出来ました〜とかってなればそれは実際に効果が出てることになるもんね。

周りから見たらインチキ臭い占い師でも、当の本人が信じ込めばプラシーボ効果によってあとから結果が付いてきて「現実に効果が出たことになる」っていうのは結構あったりする。


数年前に流行った「引き寄せの法則」なんてのもこういった仕組み。

だからそう言うオカルティックな分野でも科学の力で完全否定なんかは出来ないのが面白いよね。

自分の姉なんかは理系でこういったメカニズムを理解している方だとは思うんだけど、それでも占いにどっぷりハマってるんだよね。
超次元的な力を信じてるとかじゃなく、占いの館的なああいう独特な雰囲気が好きなのかもしれない。


いやでもおうち時間で電話タロット占いを予約してるからそんなことないか。
そもそもタロット占いなら俺もできるからわざわざ予約すんな。

話を戻して呪いの方へ。

で、占いとかでも使われてるこの「心理学現象による思い込み」は呪いでも結構重要になってきて、呪いの効果を出すには相手に「自分は呪われている」という思い込みを起こさせる必要があるんです。

「プラシーボ効果」とは逆に、「ノーシーボ効果」というものがあります。これは「反偽薬効果」や「ノセボ効果」と呼ばれているのだけれども、例えばただのラムネを「これは飲んだら死ぬ劇薬だ」と言って飲ませたら本当に死んでしまった…などの「思い込みによって望ましくない現象が起きてしまう」ことなんだね。

ここまで読んだら大体わかるとは思うんだけれども、呪いの正体は
「相手を恐怖感から精神を不安定にさせ、失敗や怪我を誘発させること」
なんです。

◇呪術解説

では、呪いの正体がわかったところで早速一番簡単な呪いについて考えてみましょうか。

「相手に不信感・恐怖を与える」「精神を不安定にさせる」という事から


「相手の背後など、ある一点を意味ありげに見つめる」

なんてどうでしょうか。

これだけでも「呪い」としての効果は得られると思いますよ。
指なんかさして「あっ」って言ってまるで何かがあなたの背後に取り憑いているよみたいな雰囲気出してそのまま去っていくのとかも効きそうだね。

これだけで相手は訳も分からない行動をされて不安になるし、その日はずっとそのことについて考えてしまうかもしれない。


もしその時ちょうど肩が凝ってたりなんかしたら「霊が憑いているのでは…?」という考えになるのかもしれないし、
そうでなくとも何か失敗事とかあったときに「そういえばあの時、妙な事をされたな…」と関係ないことまで結びつけて考えるようになってしまうかもしれない。



こうなってくるとまったく関係ないことでも「呪われたからあの失敗は起こった」って処理されればもう十分呪いとしての効果に変換できるよね。

これが呪術の基本であり、レベル1の呪いってことになる。

では、もっと高度な呪いを使うためにはどうするのか。
それには思い込みの力…つまり「ノーシーボ効果」の効力を高める必要があるんです。

再度話を占いに戻すね。

そしてまたひとつ質問。

みんなは,もし占い師になったらどうやって客に「すごい!当たってる!」って思わせる?

…………

まぁ基本は、
まず「完全予約制」をとる事から。


で、占いの予約が入ったら客の予約情報から入念に下調べをする。
タイムリミットは予約した日。


探偵を雇うもよし、自宅に宗教勧誘のフリして訪ねてもよし。調査できることはすべてしよう。


得られる情報が多ければ多いほどこちらが有利になるし、占いにこういったちょっとしたことはすごく役に立つからね。

で、当日。

占いの最中に
「あなたの自宅の玄関に犬の置物とかある?」
「あなたのその悩み事…風水から見てみましょうか。もしかしてあなた、庭は西側にある?」など

調査によって確定して知ってる事をあたかも占いによって導き出したように言い当てることで客も占い師に対して「ガチだ」と思うようになるわけよ。

さりげな~く言われるとほんと刺さるからね。こういうの。


テレビ番組で芸能人を占う人たちなんかはもっと楽だよね。業界の繋がりからそういう情報はどこからでも手に入る。

で、あとはガードが緩くなったところに「誰にでも当てはまるような事」をつらつら言っていけば
ハイ、「よく当たる占い師」のできあがり。

よく当たる占い師の料金が高いのはこういう“下準備代”込みなのが理由だったりして…?どうだろうネ………ククク

さ、占いの話はここまでにして

今出てきた、誰にでも当てはまるような事を言われてあたかも自分の事のように受け取ってしまうことを
心理学現象で「バーナム効果」と言います。
これも有名だからみんな知ってるんじゃないかな。

例えば
「あなたは周りに合わせたりすることが多く、表では良いように振る舞いますが内心どこか自信の無さも持っています。ここぞというときに感情を抑えてしまうときもあるんじゃないですか。」

とか言われても、これ実は誰でも当てはまりますからね。そういう事。

そして先ほどの占いの前の一連の下準備は「ホット・リーディング」と呼ばれているよ。
事前に情報を得てからカウンセリングに移るというリーディング技術だね。

これらのような心理学現象を使用することで呪いの(思い込みの)力は格段にパワーアップします。
呪術者側に霊視ができなくてもそういった効果を使用することで相手に霊障や呪いを信じ込ませ一種の洗脳状態にすることもできる。


占いだって1種の魔術に分類されますし呪いだって立派な魔術の1つです。
魔術の基礎はどれも心理学現象からくる精神的変化だったんだね。

そして言葉の持つ力っていうのは思ってるよりも強力なもので、普段何気なく使ってる言葉にも「呪い」の性格はあります。


この国の民は本来言葉から生じる音を大事にしており、『呪術廻戦』の狗巻先輩じゃないけど「呪言師」のように、口にしたことがいつか現実となってしまうという畏れを持っていたらしいんです。


その純粋にして力を持つ言葉を昔の人は『言霊(ことだま)』と呼んでたんです。

形のないものにも神が宿るという日本特有の神道らしい考え方だよね。
この国には八百万の神々がいるとされているけどこの神道の思想を考えると本当にそんな気がしてきます。

もう引っ越したので今は無いのですが、かつて実家には神様の為の和室がありました。
ちょっと多すぎるし海外のも混ざっている状態なのですがね。

そして呪いに必要なのは、「恐怖」
人の精神を一番変化させる感情である恐怖は呪術においては欠かせないですよね。

「呪いといえば~」で一番最初に思いつくのはやはり『丑の刻参り』だろうか。
あれだって結局は「見~た~な~」で襲ってくるのがオチだし、最終的には「相手に呪われたという自覚をさせる事」「記憶に残るような恐怖」によって呪術的には高威力だよね。笑

実際あんな現実離れした格好で呪いの儀式してるとこ目撃したら精神的にもう狂っちゃうわ、アタシ。

◇おわりに

とまぁ、いろいろオカルト話をしてきましたがどうだったでしょうか。呪術に関してちょっとだけ詳しくなれたかな?

俺はもともと学生の頃はアニオタの前にプチ・オカルトマニアみたいな感じだったので昔からよく調べ物もしてたし本とか読み漁ってました。

久しぶりにこういう話するとまた再熱してきますね。
呪術の話したし次は鬼滅に因んで鬼の話でもしますか?絵巻に書かれてる鬼は元々は山賊とかが…ってやつ。多分しないけど。

あと、間違えないで頂きたいのは途中いろいろな例を出しましたが占いは全くインチキというわけではないという事です。
信じる信じないは別として、占い自体歴史のある魔術として古くから存在してきましたし、
俺自身タロット占いや夢占いなどやったりしますからね。


占いは「これから貴方の身に〇〇が起こるでしょう」というのを伝えるのではなく、客の悩みを占いを通して消化していき、出た結果を複数提示して人生の選択肢を与えることなんです。


占い師側が全てこれからの行動を決めてしまうとそれこそ行動を制限させる「呪(のろ)い」になってしまいますが、占いはそうではなく
相談者にアドバイスをして一歩踏み出す勇気を与える「呪(まじな)い」をかけることだと覚えておいてください。



daisuke

1998年4月生まれ。高校卒業後にウィチタ、サンタバーバラへ短期語学留学。趣味を増やすことが趣味の23歳。
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