こんにちは、ayaneです。
かねてより話題となっていたカートゥーンアニメをつい最近ようやく観ました。
このアニメを観る際、事前知識として“必ず推しが見つかる”という評判のみで挑んだんです。結果まんまと落ちたうえ、沼に全身浸かる未来もそう遠くないと自覚しているのでまず感想を書こうと思った次第です。
まだパイロット版のみの公開ですが、これを機会にファンが増えるといいな。
『ハズビン・ホテル』
(Hazbin Hotel)
公開日:2019年10月28日(パイロット版)
制作:ヴィヴィアン・メドラーノ
あらすじ
365日に1度、増えすぎた人口への対処として天使が地獄の住民を虐殺しにやって来る。
地獄生まれ地獄育ちのプリンセス、チャーリーはこの人口問題に対しもっと人道的な対処法は無いかと考え、あるアイデアを思いついた。それは、
地獄の住民が罪の贖罪に努め、更生することで魂を天国へ送る。
というもの。これで虐殺無しに人口問題を解決出来る!
そこでこの計画を実行に移す為の施設「ハッピー・ホテル」を開設した。
インディーズのミュージカルアニメとしてカートゥーン界に現れた『ハズビン・ホテル』
こちらのアニメ、キャラクターデザインの段階だと2015年頃から進んでいたプロジェクトらしいです。
これまで予告編など短い動画のみの投稿だった中、2019年、パイロット版として30分程の動画がYouTubeの公式チャンネルにてアップされたことで注目はうなぎ登り。
手軽に観られることもあり、ありとあらゆるカートゥーン好きを沼に引きずり込んでいるキラーアニメです。
注意点があるとすれば、かなり大人向けであるという点でしょうか。グロさはあまり無いのですが下ネタとかクスリとか…まあ舞台が地獄なので…
ただミュージカルパートで作中出てくる曲は大体テンション高めの明るい曲なので終始ハッピーな気分で観れます。ヤッター!
⚠︎ここから先、ネタバレ含みます
キャラクター
ここからは『ハズビン・ホテル』を語るのに絶っっっ対欠かせないイカれたメンバーを紹介します。
チャーリー
「ハッピー・ホテル」の創設者。
明るくて前向きなキラキラ光属性の持ち主。歌が大好きで歌い始めたら止まりません。しかもめちゃくちゃ上手い。あとほっぺたがもちもち。
母がリリス、父はルシファーという最恐両親の元産まれた悪魔の子。
悪魔モードに変身すると、角が生えて目が真っ赤になります。すごく…強そう…
バギー(死亡年:2014年)
チャーリーと共にホテルを運営するマネージャー。
チャーリーを大切にしており、責任感が強くしっかり者です。が、いかんせん地獄は頭のおかしい人達しか居ないので、癇癪持ちなこともあり作中大体ブチ切れています。勢いでナイフ等の刃物類を持ち出すのでだいぶ危険な子かもしれない。
蛾をモチーフにデザインされた悪魔らしいです。
エンジェル・ダスト(死亡年:1947年)
地獄でゲイポルノ映画のスターとして有名なヤク中のエンジェル。生前彼は犯罪者一家に生まれ、後に薬の過剰摂取で死亡します。
ユーモアたっぷりな歩く下ネタ。パイロット版時点で最も下ネタを製造している問題児の彼はなんと「ハッピー・ホテル」最初のお客かつ患者です。
男性ですが女性のような見た目をしていて、特徴的な大きい胸はジャケットにより押し上げられている毛だそう。
蜘蛛の悪魔で、6本の腕を自在に操ります。
アラスター(死亡年:1933年)
地獄中の権力者たちを虐殺しその様子を中継したことから「ラジオデーモン」と呼ばれている彼は生前、合衆国南部の大量殺人鬼でした。常に笑顔で折り目正しく紳士的ですがエンジェルのセクハラ発言には一瞬言葉を失い、引いていたのが印象的です。
自身の娯楽の一端としてチャーリーに協力してくれますが共感はしておらずあくまで娯楽。
鹿の悪魔で、2本のツノが生えています。
ここまでがパイロット版で主にメインとなるキャラクターの一部です。
他にも魅力的すぎる子達が30分という時間の中で大量に登場しますが出番は少なめ…
なのでここからは軽い紹介になります。
ニフティ(死亡年:1950年代)
機敏で掃除が好きな単眼の悪魔。ホテルの従業員として雇われ、エンジェルを女性と勘違いしています。身長や口調からロリかと思っていましたが22歳とのことです。
ハスク(死亡年:1970年代)
ホテル従業員の一人で猫の悪魔。無愛想、ギャンブラー、アル中という神器を揃えた良いおじさんです。
ウィンクと安酒で釣れるチョロいおじさん。
サー・ペンシス(死亡年:1888年)
今作の敵役である蛇の悪魔。発明家で、マシンを作っては自信満々に攻撃してきます。そしてやられる。憎めない。
周りをうろちょろしてるのは手下のエッグ・ボーイズ。
チェリー・ボム(死亡年:1980年代)
単眼の悪魔で、エンジェルの親友。サー・ペンシスのライバルであり、地獄では互いに縄張り争いをしています。
エンジェルに巨乳ちゃんと呼ばれており、実際巨乳。
と、長々紹介してしまいましたが、正直こんなものでは無いです。喋って動くキャラは他にも居て、どのキャラも最高に魅力的。
それだけでなく、まだキャラデザのみの公開で本編に出てないキャラ、アニメの端に一瞬映るキャラ、隅々まで余すこと無く手の込んだデザイン。
必ず推しが見つかるという評判に恥じぬ余念の無さにリピートが止まりません。
皆さんも刺さるキャラが1人は居るはず。居ると願います。
感想
キャラクターの紹介を見て頂けると分かるのですが、
字面がもう個性の殴り合いなんですよね。情報過多でキャラ渋滞が起こりそう。でも殴り合わない。しかも個性達は渋滞を起こすこと無く仲良く手を繋いでこちらを殴りに来ます。性癖となって。
私はエンジェル・ダストにだいぶ串刺しにされたクチなのですが、Twitter等を見た感じアラスターがかなり人気のようですね。わかる。
何が良いって、彼らよく動くんですよね。足や腕、指、瞳とか、全部が細かく動いてキャラクターを作るんです。
例えば車に乗るエンジェルが、窓をキコキコ開けたり閉めたり遊んでるところとか。ずっと車内をジタバタ動いて落ち着かない。
そういう部分にエンジェルの性格を感じられて目が離せません。
全てのキャラにそういった細やかな動きがついているんです。
それが約30分に詰め込まれていて、ちゃんと観ようとすると全然時間が足りない。一時停止とリピートを繰り返し倍以上の時間をかけて楽しめます。最高ですね。
ミュージカルパートではかなりハイレベルな音楽がまた視聴者を攻撃してきます。
カートゥーンアニメ特有の非現実的な動きに合った非現実的な歌唱力をぶつけてくるという…特にチャーリーの「悪魔は皆 心に虹がある」という楽曲は凄まじくパワフルでパンチの強いものとなっています。是非ご覧ください。
まとめ
色んな人の“最高”がぎっしり詰まった『ハズビン・ホテル』
パイロット版ということでこれからの展開がとても気になる作品です。
少しでも気になった方はどうか30分をこの作品に割いてみてください。気付いたら30分どころの騒ぎでは無くなります。
有志による日本語字幕も用意されているので抜かりはありません。 観ましょう。
語り始めたらキリがなくなってくるのでこの辺で終わりたいと思います。
長文でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。
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