ももえさんの個展に行ってきたよー!
いや〜最終日近くにギリギリ行けて良かった
なかなかインパクトのある作品群に触れたおかげで俺の秘めたるクリエイティブ・モチベーション(クリエイティブなモチベーションのこと)が刺激された
今は9月、芸術の秋だぜ!
て事で最近は油絵にハマってるんすわ
仕事帰りや休日など
空いた時間にキャンバスに向かって筆を動かしていると
雑念が湧かず脳がデトックスされてるような感覚に陥る
これは……なんというか……
良い!
「芸術に触れている」という現実が、ボーっとスマホをいじって終わる休日や後悔の種になる“無”の時間を免罪符代わりにして心地よく受け入れてくれる。
日々のストレスや感情の起伏を目の前のキャンバスにぶつけ、アートを生みだす
油絵なんてやったことも無いので全て感覚で、思いのまま描いてゆく
そして気がついた時には1枚の絵になっていた
そうか、これが
これが
おれの混迷を極めし、雑多で複雑怪奇な心の乱れをぶつけた
魂の1枚……!
え、うつ病?
何だこの澄み切った青空とエモ入道雲はよォ〜?
俺が欲しいのはもっと、人間の心の内に宿すグチャグチャの激情をぶちまけた怪作なんだよ!
まっさをな空とエモ〜い、雲。
まぁ、これはこれで Beautiful……
そういえば、油絵と言えば我が父が趣味でずっとやっていた。
自室でペインティングオイルのフタを開けた瞬間、父の書斎を連想させる油絵の匂いで一気にノスタルジックでセンチな気持ちになった。
ちょうど今月、実家の方に帰る予定があったため父の作品を見せてもらった。
父はというと、ファンタジーな絵を得意としており、幻想的で絵本チックな作品が多い。
色使いを工夫しているらしく色鉛筆を使ったりなかなか派手なアートが期待できそうだ。
父が過去の作品を発掘しにいく際に
「最近描いてる途中の絵があってさ」
と1枚の絵を置いていった
ド派手なアートによる良きクリエイティビティへの刺激を求めその小さなキャンバスを手に取ってみる
どれどれ…
いやさっき見たわ
今青空を描くの流行ってたりするんですか?YOASOBIが新曲でそういうの出した?
父親も完全独学で思いのまま趣味で描いており、雲は全部指でなぞって立体感をつけてるらしい
そんな父が部屋から色々作品を持ってきてくれた
やはり生で見ると迫力がある。色々表現にこだわってるらしく、ペガサスの毛の部分だけ金や銀の色鉛筆を使って光るようにしてるんだとか
そんな中、突如嘘みたいにでかいキャンバスをわっせわっせと部屋の奥から取り出し始めた父。
見たことないデカさの為「これサイズ何!?」と聞いたら特注のキャンバスとの事。芸大生?
キャンバスに被ってたベッドシーツを剥がすとあら懐かしい、確かに小さい時に書斎にあった記憶がある大きな絵が登場。
183cmの俺と並んでもこの大きさ
この絵に書かれてるのは我が3姉弟。
今見てもみんな似てるのスゴイ。
この姉と弟の画力(えぢから)は年末のクイズ大会記事でも触れられている通りなかなか癖の強いものになっていますが
特に 酷い 芸術的 なのは姉であるのは皆さんも感じていることと思う。
そして先日、姉が幼少の頃に描いたイラストが発掘された。
今回は特別にその封印を解いていこうと思う。
見つかったのは合計で3枚。
中身はというと、『幼少期の姉が家族を描いてくれたほっこりイラスト』らしい
とりあえず、人間に見えるかどうかが問題ではあるが……まぁこどものイラストにわざわざツッコミを入れる程性格は悪くないので温かく鑑賞しようと思う。
姉に1枚ずつ披露してもらう
これがね、パパの絵!
心 優 し き ゴ ー レ ム
ごめんなさい、ツッコミが出てしまいました。
やっぱり無理だった、異形すぎる
試しに弟に送ってみたところ2人でツッコミが止まらない状況に。
だいの絵もあるよ!
私、Daisukeは姉から「だい」と呼ばれている。
『ダイの大冒険』好きだし、主人公気分でイイ感じだ。
はい、だいの絵
“Die”の 絵 ! ? ! ?
ダメだ、せっかく自分の絵を描いてもらっているのだから突っ込んでいる場合では無い。
大切にしなくてはならない。
見ていると不安になる絶妙なバランスである、これこそが芸術を超えた“超芸術”
少々取り乱してしまったが、まだ「こどもが描いてくれた家族の絵」と考えると可愛く見えてきた。
最後の1枚も気持ちよく見ていこう。
最後はね、ママだよ!
い ち ば ん 危 険 な 怨 霊
これはひどい。嘘でしょ。冗談はよせ。
お前の瞳に映る母はどんな姿形をしているんだ。
自分は土人形とバケモノのハーフだったのか?
こんな世界、壊してやる
こちらも弟に送ってみると兄弟でツッコミが出るわ出るわ
◇◇◇
そんな姉に、今現在の画力で描き直してもらった。
20年以上ぶりのセルフリメイクである。
さすがに成長を感じさせるリメイクをして欲しいものだがどうだろうか。
せっかくなので姉のリメイクイラストでこの記事を締めようと思う。
時の流れと共に、絵の中での家族の成長と画力の上達を感じた1枚をご覧あれ!
さようなら。