普段は、このような記事を書かないのですが、
日本にいて、つくづく疑問に思う事があります。
それは、
キャッシュレス決済を進めようとしている世界的な動きに対して
日本のアプローチは少し違う気がするんです。
もくじ
- キャッシュレス決済って何?
- 便利なはずなのに、便利じゃないって?
- 海外のキャッシュレス決済
キャッシュレス決済って何?
こんなことは言うまでもない、かもしれませんが
一応書くとするとキャッシュレス=現金 を使わないで決済をする。ただこれだけです。
逆にとらえると、現金以外で支払う決済全てはキャッシュレスなんです。
だから、有名なのだと
pay pay, id, quick pay, 楽天edy, nanaco, suica, pasmo,
他にもいろいろありますが、これら全てキャッシュレスなんです。
関東圏に住んでいる人はどちらか一枚持っているsuica, pasmo, もなんです。
便利なはずなのに、便利じゃないって?
近年の需要に合わせて、「たくさんの決済方法が乱立している」これこそが一番の問題になっていると私は思います。
もともと、日本は先進的なキャッシュレス大国なんです。
例えば、Suica これはJR東日本(元国鉄)が磁気カードの次の決済方法として開発された物です。技術的には Felicaという、ソニーの技術を利用して、作られた物です。
このSuica 普段使っていますが、とても凄いことなのは知っていましたか?
世界的にみても珍しくて、一瞬タッチするだけで決済が終わる( 200ミリ秒内 に終わる)ように設計されています。
この論文を読むとsuica の凄さがわかります。
ICカード乗車券システムにおける自律分散高速処理技術と
そのアプリケーション
https://www.sice.jp/ia-j/papers/jitk6-20050722-1305.pdf
ここ最近、QR決済やvisa タッチ(旧 visa paywave)なども出てきましたが、それらよりも高速で、QR決済と比較した場合、とてもセキュアで高速に(=決済時、待たなくていい)決済できます。
中国で、QR決済を開発した方は、日本のSuica等の研究を参考に作られたと言っています。
もちろん、中国のような固定回線が安定していない地域や途上国の場合は、QR決済の方が導入しやすくていいと思うんです。
なのに、今更日本はメーカーは
QR決済を新時代の決済方法ように扱っている気がします。
私からすると、日本には昔からガラパゴス規格ではありますが、優秀な決済事業者があるんです。suica, idなど
なぜ今更、QRコード決済でスキャンするといった面倒な方を選ぶのでしょうか?
もちろん、suica の決済に対応できる端末は高価であると言われています。それは、しょうがないと思うのです。なので、そこを政府や、大きな企業がフォローする形がいいと思うんです。
海外のキャッシュレス決済
海外との比較と言っても、最近訪れた国はアメリカとシンガポールしかないのでそこで比較します。
アメリカにいるときのキャッシュレスは基本的に三つしかありませんでした。
- クレジットカードをリーダーに挿す
- Apple Pay
- visa contactless(日本で言う、visa タッチ決済)
の三つです。ただこれはシンガポールもそうでした。
なので、勝手に評価すると先進国である、アメリカを代表にQR決済は使われていません。
まとめ
日本政府は、オリンピックや世界的な動きに合わせてキャッシュレス移行をしようとしていますが、規格がありすぎます。
なので、決済システムを絞ってシンプルにして欲しいただそれだけです。