最近我が家にお客さんがよく来る。
今月だけで2人は宿代わりに使ってるし、居酒屋飲みの代わりに我が家でゲームをする輩は今月だけでも283人くらいいた
それもそのはず、なんか最近節約したくて「飲みに行こ〜」的なイベントを「すんません、金なくて…ウチならいいんすけどネ…グフフ」とキモい言い訳をつけて避けていたら「んじゃ」とそのまま招待する流れが定着してしまったのだ
ドラクエ3が発売してすぐは職場の先輩2人を家に招いてキャラメイクを一緒にやってもらった
結局は命名センスが3人で割れに割れて大揉めし、先輩2人相手にセンスのぶつかり合いの大喧嘩にまで発展したため最初の街アリアハンを出発し冒険の旅に出るまで2時間もかかった。
※2時間かかったキャラクター名
勇者(男)… ダイス (ダイスケなので)
盗賊(男)… シルバー (銀髪なので)
魔法使い(女)… マホマホ (魔法を使うので)
僧侶(女の子)… プッチ― (可愛い神父なので)
我が家に関しては決して汚部屋ではないし、いつでもウェルカムモードなので実際助かってはいるのだが、いよいよ「おしまい人間工場営業準備わっしょい状態」になっている現実がチラつき、かなしみのなみにおぼれる今日この頃
ウチで遊ぶことの何がいいかって言うとやっぱり「帰る必要がない」ってのが大きい
引きこもりが嫌がることのひとつに「外出」っていう行為があるんですけど、それと同じように「帰宅」ってのがあるんすわ
よく退勤後に「帰りたくね〜」とか言ってる同僚見かけませんか?それで「残業する?」とか聞くと「いや、家には行きたい」とか抜かしてきて「は?」ってなるやつありますよね
あれは「結果」に対してではなく「過程」に対して言及しているので「自宅には戻りたいのですが帰宅という行為を実行するには少々手数がかかりますのよホホホ」って事なのだ
まあ簡単にいうと自宅で遊ぶと、そのあとの「あー楽しかった。んじゃ帰るわ」以降のテンションの降下をスキップする事ができるって事だ。なんなら「あー楽しかった。んじゃおやすみ」とかいう黄金ムーブまでかませちまうんだ。君たちはテキトーに帰ってくれってな。あと電気消しといて
しかし「泊まり」の場合はそうもいかない。なぜなら本来ならソロイベントであるはずの「風呂」がここでは問題になるからだ。
築20年の我が家は水回りだけどうしてもウェルカムモードになれないので、墨田区の銭湯を利用する必要が出てくる。
自分はわざわざ外出してまで風呂に入りにはいかない人なので(湯冷めしそうだし)銭湯の経験があまりない。
したがってどうも下町の古めな銭湯には「ハッテン場」というインターネットの悪いイメージが付き纏ってしまう。
※ハッテン場……男性同性愛者など男性間性交渉者(MSM)が、匿名的に不特定多数の男性と恋愛関係を省いて即座に性交渉を行える場として利用する場所のこと。
でも実際は全然そんなことなくて流石にごく少数の場所の話のイメージが先行してただけな様子だった。
今回は安全な銭湯を利用できました。アズールレーンともコラボしてたし(よく知らないけど)
って話をこの前先輩に雑談混じりにしたところ、「職場の近くにも昔から有名なハッテン場がいくつかある」って事を教わった。「うわ〜やっぱりあるんだ、怖いな〜」なんて話をしてるとその隣にいた、普段冗談とか言わない別の先輩がまっすぐこちらをみて「そういえばハッテン場で思い出した話があってさ」って急に切り出してきてめっちゃ怖かった。ねぇよそんな話。
(話の内容は忘れた、多分全然どうでも良い内容だった)
◇
話が戻るが最近はよく職場の先輩方と飲みや遊びで会う事が増えた。歳の近い人はあまりいないがその方が自分と空気感が合ってる気がする。敬語で話すのが結構好きってのもあるケド
そんな自分に対して優しく接してくださる先輩方には頭が上がらないし、良く面倒を見てくれる方々には感謝しかないのだが、今月の定例ミーティングでの先輩方は本当にひどかった。
職場の話はなんか内輪ノリみたいだし、ある程度ボカすとは言えこういう場に書くのは抵抗あるのだが、まぁちょっと書かせてくれ。
ミーティング中、「健康管理の面から、何か寝る前にしている事はあるか?」という議題になった。「アイマスクをする」「スマホを遠くに置く」「音楽を流す」「入浴で体温を上げる」等の意見が何個か出る。
この冬は体調管理の工夫をみんなで共有して健康に乗り切ろう!との事らしい
そしておれの真正面に座る先輩Aにも「良い睡眠をとるために何か寝る前にしている事はありますか?」と質問がされる。
先輩Aとは日頃からお世話になっている20歳歳上の元気な先輩だ。飲みの席ではレトロゲームの話から漫画の話まで、共通の趣味が多い頼れるアニキである。
そんな先輩Aからはどんな回答が出るのかな、と思っていたらブフフと半笑いで
「ちょっとここでは言えない事を…」と鼻の下を伸ばして回答。
アニキ勘弁してくれ
ここは真面目な会議室ですぜ?
なんか、助平な顔になってるのがバレバレでやんす。
会議室が男性と女性の反応の温度差で気まずくなったのを感じ、慌てて「あ、子どもとお話とか、しますかね」と訂正し、カウンターとして先輩Aが進行役の先輩Bに「そ、そっちはどうなんですか!先輩Bは何かしてますか!?」と質問を投げ返した。
先輩Bは今回の会議を仕切っている真面目な進行役だ。よく仕事で一緒になるが業務に真面目に取り掛かる姿勢は見習いたいものがある。そんな先輩は普段どんな事をしているのかと注目していると
「ちょっとここでは言えない事を…」とスケベな顔で回答。
大喜びする男性陣と冷えっ冷えの女性陣に慌てたのか
「というのは冗談で、眠りに落ちる直前までタバコ吸ってます」と訂正。さらに印象悪くなってんぞ。
そんな絶望の雰囲気漂う会議室に一筋の光が差す。そう、隣に座っていたオタクな先輩Cだ。彼が話の方向性を変えようと口を開く。
「いやァ〜にしても最近のイヤホンは高性能ですからねェ〜」
これぞ救いの一手。そうだ、「音楽を聞いて良い睡眠」という話にするわけですね!
進行役の先輩Bも「最近はノイズキャンセリング機能とかありますもんね」と連携プレイに走る。
さすが先輩C、しっかりしてらっしゃる。俺よりも数年先輩のCは、オタク気質なところがあるが場の流れを察知し変える能力があったらしい。見直しましたぜ。と思ったのも束の間
「そうそう、エッチなASMRとかイイっすもんねェ〜」
良くねえよ馬鹿。
こうした仕事で疲れた先輩どもによってこの「健康についての議題」という名の列車は脱線したまま横転事故を起こし、とどめにオタクの一手によりそのまま炎上。爆弾魔の手を取った進行役の先輩Bもろとも大爆発に巻き込まれることになる。会議は踊る、されど進まず。
ちなみにそのあと後輩であるおれに対して「君はどう思う?」と黒焦げの進行役から話を振られた。俺はここぞとばかりに『メンタルヘルスマネジメント検定』の本で得た知識をひけらかそうと、爆死した先輩どもを踏み台に手を組み落ち着いて答えた。
「そうですね…寝る直前、というより、私は“起き方”を重要視していまして。例えば…夜カーテンを開けたまま寝て、次の日の朝には窓から漏れ出す朗らかな朝の日差しで目を覚ますよう心がけていたり(笑) これにはちゃんとした理由があって、眠気を生じさせるホルモンであるメラトニンは、朝の光を浴びることによって生成されるんですよ」
「そしてそれが体内に分泌されるのは光を浴びてから14~16時間後になるので、例えば朝の8時に日の光を浴びて起床すれば22時ごろには眠気を生じさせることができるわけです。毎日同じように日の光を浴びて体内の調子から睡眠の条件を整えていけば、日ごろのリズムも一定になってきて日中の活動もブレることなく何ひとつ不自由など……」
とここで目の下に大きなクマを作る私は気づく。実際の私はというと日中、休憩時間中はほとんど社内でだらしなく、ソファで屍のように爆睡をかましているではないか。
それどころか自宅に引きこもって日光から怯え逃げるような生活をしているし、社内の態度も常に疲弊したゾンビの最下級みたいなもんなので、アレレ完全な矛盾を喋っている……?と思い慌てて訂正。
「……と思ったんですけど、全然日中死にかけなので現代の生物学は全て間違ってます」
と言って締め括った。先輩も「え、うん。そうだよね」と否定しなかったし職場で爆睡するもんじゃねえな。なにがメラトニンだ
さっさと終わらせたくて最終的に「アロマなお香を炊いて寝る(大嘘)」という事で落ち着いた。なんだったんだよ。
まあ実際ウチにお香は紙の奴とか茶香炉とか、何種類かあるので今日から習慣にすればいいか
というわけで我が家にはなんでもあるのでみんな遊びに来てくれよな!
そのまま寝るから帰るときは電気消してね!
みんなも、たまには職場の人とゲームをしたり飲みに行ったり、色々なコミュニケーションをとって意外な一面を見てみよう!
では、次は年末の記事でお会いしましょう
P.S 妖怪検定受かりました